7月号「デンタルクリニック」特集

病状や障がい等に配慮
週2回専用日を設け治療
　
昨年、前橋市川曲町カインズ向かいに開院した同院では、
有病児者や障がい児者を積極的に受け入れています。
「自閉スペクトラム症などのお子さんは、治療にサポートが必要なため、
受診できずに困っているケースが多い」と小児病院で障がい者の歯科を学んだ大嶋院長。
毎週水・金曜に専用日を設け、病状や障がいに配慮した治療を行っています。
嘔吐反射が強く歯科が苦手な人、恐怖心の強い人には、笑気麻酔と静脈内鎮静法での対応も可能。
麻酔治療に対応した診療室も完備。
「家族で通院できるかかりつけ歯科として気軽に利用してほしい」といいます。

長期的な視点から基本に忠実な
根本的治療を目指す

「ここまで口内を掃除してもらったことはない」。
引田歯科口腔外科でクリーニングを経験した患者さんには、こう語る人が少なくないといいます。
引田正宣院長は
「すべての治療において、徹底的に歯や歯肉をきれいな状態にして長期的に維持することが基本。
治療だけしても、いずれまた悪くなってしまう」と語ります。
同時に治療方針について納得いくまで話し合い、最終像や治療の選択肢を提示。
最初に保険治療の利点・欠点を説明し、より長持ちさせたい、きれいな見た目にしたい等の希望に応じて
各人に適した治療方法について説明しています。
「重要なのは患者さん一人ひとりに合わせて無理なく、より良い状態を共に目指すことです」。

口周りで心配な状態があれば、何でも相談を
　
引田院長は長く口腔外科に携わり、口腔外科学会の認定医でもあります。
外科的な手術にも対応でき、同クリニックだけで完結できる場合が多いのもメリット。
「心配な症状がある場合は、ご相談ください」。
　椅子に座ると植栽のある庭が見渡せる広々とした診療室はリラックスできる空間。
「まずは手の届きやすい目標を共有し、一歩ずつ新しい自分に生まれ変わるお手伝いをします」。